先日、マネーフォワードから2022年12月7日以降に無料会員の連携先の上限数が変更されるとアナウンスがありましたね。
詳細はコチラのページに記載があります。
変更点は無料会員の連携可能口座数の見直し1つだけなんですが、インパクトはとても大きいですね。
2022年12月6日まで | 2022年12月7日から |
10件 | 4件 |
正直、10件でも少ないと感じるレベルなのでそれが4件になると言うのは、大幅な改悪と感じるのは当然ですよね。

ネットやSNSでもネガティブなコメントが多く見受けられました
★この記事では、以下のことをまとめています。
なぜマネーフォワードは連携数を変更するのか
無料会員はどうすればいいのか?
マネーフォワードを長く愛用している立場として今回の発表は、とても気になったのでまとめてみました。
12月7日から改悪?マネーフォワードが連携数を変更する原因とは?


公式のアナウンスでは、今回の連携数見直しは、以下のことを主な理由として発表しています。
- データ量増加に伴う保守、運用コスト増
- API連携にかかるコストの上昇



え、API・・・?と、とにかくコストがたくさん掛かるのはわかる気がする
利用者が増えてきてコストが増加していると言うのはイメージしやすいですね。
調べてみると、「マネーフォワードME」の利用者数は2022年8月時点で1,370万人を超えています。
これだけのユーザへサービスを維持しようとすると莫大な費用が必要だと思いますし、改悪は止む無しとも感じますが、
- 無料会員を調整してコスト削減すっぞー
- 今後も使いたかったら、ぜってぇ有料会員になってくれよな!
が露骨に見えてしまうため、ネット上でネガティブな意見が溢れてるのかなぁと思います。
会員のうち、課金利用しているユーザは2022年8月時点で約30万人とのこと。
30万人って聞くと



けっこう課金者多いじゃん!
なんて思っちゃいますが、全会員でみるとほんの2.5%程度なんですよね。
2012年のサービス開始から10年以上経過し、十分に利用者と認知度は上がったので、これからは課金者層を増やす方向にシフトしたのかなと個人的には感じてます。
裏を返せば、自社サービスに自信があるんだと思います。



課金者ですが、最初は抵抗があったけど今では課金に後悔はないです
家計簿を付ける負担が大幅に減りましたし、何よりしっかり使い始めて以降、資産形成が着実に進んでいる実感があります。
2024.3.21追記


実際にマネーフォワードMEを使っていて感じていることをまとめた記事です。
暇つぶしによかったら読んでやってください(笑)
マネーフォワードが公表した今後のサービスの方向性について


無料版の連携機能件数の見直しに加え、今後の有料会員へのサービスは拡充していくということも併せてアナウンスされました。
詳細が気になる方はコチラの記事を読んでみて下さい。
端的に言えば、ファイナンシャルプランニング機能を充実させていくってことだと思います。
ニーズ調査でユーザが望んでいるであろう「見える化できる内容の拡充」に重点を置いていくようですね。
- 保険料の把握はできたけど、内容が自分に合っているのか知りたい
- 今の投資を継続していいのか相談したい
をニーズの例として記事に挙げています。
また、調査結果として約30%の方が余剰資額はあるけど、何に投資すればわからないと言う声があったとのこと。
確かに、自分に合った投資を見つけるのってすごい難しいですよね。
しかも投資=リスクがあるイメージも先行しているためか、大きく損をするのではないかと感じて簡単に貯蓄を投資には回しづらいです。
マネーフォワードMEがそういったお金の不安に役立つサービスを展開してくれるのであれば、より便利になっていきそうな気がします。
マネーフォワードMEが目指す、家計管理+ファイナンシャルプランニング機能の今後の展開に期待したいですね!
マネーフォワードMEの無料会員が今後選択すべき家計管理の方法は?


ネット上では、マネーフォワードMEの利用を止めるような内容もあったりで、実際に使っている人はどうしようか悩んでいる人も多いと思います。
大雑把な方向性としては、以下の5つが挙げられます。
- 他社サービスに乗り換える
- 4件になるように連携先を見直す
- マネーフォワードを“分散”させる
- スプレッドシートやノートで家計管理に切り替え
- 有料会員になる
個人的にはマネーフォワードMEを使っているのであれば、有料会員になるのが一番楽だと思います。
無料会員の方向性① 他社サービスに乗り換える
一番想像しやすいのが、他社サービスへの乗り換えですね。
家計簿アプリもかなりの種類がありますし、マネーフォワードMEと同じように口座連携機能があるものもあります。
乗り換え先として「Zaim」を候補にしている人も多いかと思います。
マイナーかもしれませんが、個人的には「らくな家計簿」っていうアプリがオススメできます。
口座連携機能ないので、手入力にはなりますが、シンプルかつカスタマイズの自由さが素晴らしく非常に使いやすいアプリです。



私は「マネーフォワードME」と併用して今でも使ってます
実際の使用感などをコチラの記事でまとめています。


興味がある方は、併せて読んでいただけると幸いです。
この機会に、他社サービスに乗り換えてみると意外な出会いがあるかもしれませんので、試しに移行してみるのもいいかもしれません。
ただ、他社サービスに乗り換えると操作性は大きく変わるので、そこは要注意ですね。
無料会員の方向性② 4件になるように連携先を見直す
マネーフォワードMEを使い続けたいけど、課金はどうしてもしたくないって人は連携先を4件以内に抑える方法があります。
よく残高が動く口座を中心に連携させて、4件を超える分は手入力(財布)で管理する等すれば、引き続き無料のまま利用し続けられます。
しかし、手間が増えると家計管理を挫折するリスクが跳ね上がるので個人的には最もオススメできない選択です。
手入力の口座が増えれば増えるほど、家計簿が辛くなりますし、証券口座やポイントサービス等の管理ができなくなるのも資産形成する上ではかなり痛手に感じます。
連携口座が4件でも十分やっていける人や手入力が苦ではない人でなければ他の選択肢を検討すべきです。



手入力でもいいって人は「らくな家計簿」がオススメです
無料会員の方向性③ マネーフォワードを“分散”させる
マネーフォワードMEを「分散」させるなんて方法もありますが、この方法も上手く使える人でないとあまりよい選択肢ではないと思います。
実はマネーフォワードMEって金融機関向けのサービスも展開しています。
例えば、住信SBIネット銀行なら「マネーフォワードfor住信SBIネット銀行」のようなマネーフォワードfor○○のサービスがいくつか存在します。
機能的にhも一部利用できないものの中身は通常版とほぼ変わりません。
しかも、それぞれアカウントが別ものになるので、上手く使い分けることができれば無料でマネーフォワードMEを使い続けられます。
使い方の例を挙げるとすると、通常版は銀行口座のみ集約し金融機関向けはクレカをまとめるみたいな感じですかね。
当然ながら、分散させると管理が別になるので利便性は下がります。



公式からも推奨されている利用方法ではないので、オススメはできませんが、手段として覚えておきましょう
無料会員の方向性④ スプレッドシートやノートで家計管理に切り替え
いっその事、原点回帰してエクセルやノート管理にするのもいいかもしれません。
そうすれば改悪やサービス終了のリスクはなくなるので、淡々と家計簿を続けられます。
とはいっても、どう考えても現実的ではないですね・・・。



こうやれるなら、最初からやってるはずですし
家計簿は継続することが基本の「き」ですし、手間暇を掛けたからと言ってそれ以上のメリットが返ってくる保証はないです。
家計簿アプリは機能特化しているため管理が簡略されますし、連携させられるアプリなら自動化、一元化ができます。
更にアプリなら、データが消失しても復元できる可能性があります。
ただ、家計簿アプリが如何に使いやすいかは自分で家計簿を付けてみないと実感し辛いかもしれないので、一度はやってみるといいかもしれないです。
無料会員の方向性⑤ 課金してプレミアム会員になる
マネーフォワードMEの回し者と疑われるかもしれませんが(笑)、一番のオススメは「プレミア会員」になることです。
正直、月額500円は決して安いとは言えないですし、課金に抵抗を感じる人は多いと思いますが、マネーフォワードMEをしっかり活用することで資産形成が捗ります。
家計管理の手間を減らすことで、労力を他に回すことができますし、無駄金ではなく面倒な家計管理を外注するための必要経費だと考えるのも大切だと思います。



実際にプレミアム会員になって以降、資産形成が順調なので利用額以上の恩恵があると感じてます
マネーフォワードMEのプレミアム会員になるメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 口座連携による家計簿の自動化(連携可能口座も他社より圧倒的に多い)
- 保有口座が一元管理でき、確認が容易
- ポイントサービスの有効期限が確認しやすくなる
- クレカ引落前に残高不足の通知をしてくれる
- 口座の一括更新等の手間が減る機能が使えるようになる
- データ閲覧が無制限になり、年単位での収支比較ができる(自分の必要支出額が把握できるようになる)
- 有料会員のサービスの充実化に期待ができそう


本気で支出を見直して貯蓄や資産形成をするなら、マネーフォワードMEのプレミアム会員にお金を投じる価値は十分あると思います。
マネーフォワードMEも色んなサブスク同様に無料(30日間)で使えるクーポンがありますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか?



使ってみて、課金はしたくないと感じれば止めればいいですし
ちなみにですが、年会費を払うならWEBからがオススメです。
最近知ったんですけど、私はGoogleプレイで年払いになっていますが、WEBのが更に200円安かったです・・・(号泣)
無料会員の今後の方向性についてのまとめ


今回の話題は、結構インパクトがありましたが、利用者が増えたマネーフォワードが新たな方向へ進み始めた一歩目なのかもしれませんね。
マネーフォワードが示した「家計の見える化」やファイナンシャルプランニング機能については魅力的だと思いますので、将来性に期待したいです。
直近では「マンスリーレポートシェア機能」や「サブスクレポート機能」が順次追加される予定のようで、家族で共有して家計管理していたり、サブスク契約が多い人には有難い機能なんじゃないでしょうか?
2024.3.21追記
2024年1月より、「資産形成アドバンス」コースが新設され、投資に特化した機能が充実されました。
個人的には、利用料が高いですし現段階では利用する気はありません。
それよりpaypayや楽天キャッシュ等のメジャーなキャッシュレス等の口座連携に対応してほしいのが本音です(笑)
ファイナンシャルプランニング機能も、新NISAが始まってからネットで情報がたくさん得られますし、今後AI機能が主流になってくると不要になってしまうのかなと懸念があります。
自分で情報収集する場合は、しっかり精査する必要があるので、苦手な人にとってはありがたい機能なので廃れることはないかもしれませんが。
現時点でも、私はスタンダードコースを利用していますが、資産形成の大きな助けになってくれています。
今後もマネーフォワードMEを愛用していく予定です!